卒園式の「お別れの言葉」を一生の宝物に。隠しマイクと緻密な音編集で残すこだわり
- ヨウスケ ミサキ

- 3月19日
- 読了時間: 3分
今月、岩手県内のこども園にて卒園式の記録撮影にお伺いしました。 卒園式で最も感動するシーンのひとつが、園児たちが一生懸命に声を出す「お別れの言葉」ではないでしょうか。
しかし、広いホールでの撮影では、ビデオカメラのマイクだけだとどうしても声が遠くなったり、周囲の雑音に消されてしまったりしがちです。SOUND COCOONでは、その大切な「一言」を逃さないために、現場の空気感まで閉じ込める音声収録システムを構築しています。
【こだわり1:足元の「隠しマイク」バウンダリーマイクを複数配置】
今回、園児たちが言葉を述べるステージの足元には、「バウンダリーマイク」という特殊な形状のマイクを複数設置しました。
一般的な三脚マイクと違い、床に置くだけで目立たずに設置できるため、式の厳かな雰囲気を壊すことがありません。それでいて、園児たちの声を間近で、驚くほどクリアに拾い上げることができます。ケーブルの処理も目立たないよう養生します。

【こだわり2:絶対に音割れさせない「32bit float録音」】
さらに、TASCAM(タスカム)製の最新録音機を導入し、「32bit float(32ビットフロート)」という技術で収録を行っています。
これは、元気いっぱいの大きな声でも音が割れ(歪み)ず、逆に緊張して震えるような小さなささやき声も、後から魔法のようにノイズなくクリアに再現できる録音方法です。「せっかくの思い出の声が聞き取れない」といった後悔をゼロにし、当日の感動をそのままお届けします。この機材は床に置くには少し大きいですが園の先生方のご協力によりかわいく隠してもらいました。これで式の雰囲気が壊れません。

【こだわり3:PAラインと現場音を緻密に練り上げる「編集の力」】
録って終わりではありません。 現場ではマイクの音だけでなく、会場の音響設備(PA)から直接いただくクリアな「ライン音声」も同時に収録しています。
編集(ポストプロダクション)工程では、これら複数の音源を秒単位で細かくチェック。
「園児のセリフは近くのマイクをメインに」
「全体の歌声はラインと会場の響きを絶妙にブレンドして」
というように、シーンに合わせて最適な音を「再構築」しています。手間はかかりますが、このひと手間が「ただの記録」を「感動の作品」へと変えていきます。
映像が綺麗なのはプロとして当然ですが、SOUND COCOONはそれ以上に「その場の空気感(音)」を大切にしています。
10年後、20年後にお子様と一緒に見返したとき、当時の可愛い声がはっきりと、温かく聞こえてくる。そんな未来への贈り物を、最新の機材と職人の編集技術で形にします。
岩手・青森・秋田など、北東北の園行事や学校行事の撮影は、ぜひお気軽にご相談ください。


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