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【キャラホール撮影日誌】4K 60p 3台体制。HDRで挑む『明暗差』という壁

  • 執筆者の写真: ヨウスケ ミサキ
    ヨウスケ ミサキ
  • 4月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:6月9日


1. ステージと客席、極端な「明暗差」を克服する

今回の舞台は、盛岡のキャラホール(都南文化会館)。90名が躍動するダイナミックなダンスステージでしたが、最大の課題は「光のコントロール」でした。

ステージ比で暗い客席通路での演出から、強烈なスポットライトが降り注ぐステージ上まで。この極端な明暗差は、通常のカメラ設定では白飛びや黒潰れを招いてしまいます。そこで今回は、HDR(ハイダイナミックレンジ)で対抗。暗部から明部まで、現場に立ち込める光の階調を余すことなくデータに定着させることで、この過酷な明暗差を「表現」として成立させました。

キャラホールの舞台・花道・今回は客席通路・入口まで、明暗差をあらかじめファインダー越しに測り、その上で3台のカメラの露出を「本番のどのタイミングで、どこに合わせるか」を脳内で完全ルーティングする、極めてシビアな職人技が必要になりますが、今回は更にカメラの機能で迎え撃ちます。


キャラホールでのステージ広角撮影
ステージと花道でも明度差がけっこうちがう

2. 4K 60p 3台同時運用による「全方位の記録」

激しいダンスの動きを滑らかに、かつ高精細に残すため、今回はSOUND COCOON初となる「4K 60p広角カメラ3台」による同時運用を敢行しました。

「どこにカメラを置けば、客席通路の演出とステージの両方をノータイムで捉えられるか」。これはキャラホールの構造を知り尽くしたプロにしかできない、空間のルーティング(配置戦略)です。下手に3台置くだけでは、編集時に「スイッチングできない死角」が必ず生まれます。

ステージ上の群舞はもちろん、客席通路を使った演出など、どこで何が起きても逃さないための布陣です。4K 30pではなく「60p」にこだわったのは、ダンサーの動き一つひとつまで、残像を残さず鮮明にパッケージしたかったから。広角3台を戦略的に配置することで、会場全体の熱量を多角的に、そして隙なく捉え切ることが可能になりました。


FX2,FX30,α7Ⅳが並んだ様子
4K60P SONY CinemaLine 3台運用は今回特別


3. 「一生モノ」へのこだわり

現在、複数のカメラが捉えた膨大なデータを繋ぎ合わせ、最高の瞬間を構築していく編集作業を進めています。

機材がリッチになった分、扱うデータ量も膨大ですが、ここからがワンオペの職人技の見せ所。単に映像を並べるだけでなく、複数のカメラの完全同期はもちろん、複数のマイク音声が「客席まで到達する時間」のわずかなズレまで計算に入れて音響を補正します。その上で、ダンスのビートと照明のキメが最も気持ちよくシンクロするタイミングへ1コマずつカット編集を行っていく――。


これにより、単なる記録の枠を超えた、圧倒的な没入感を持つ映像作品へと昇華させます。

主催者様がこだわり抜いた演出、そしてダンサーたちが流した汗。そのすべてを、10年後、20年後に見返しても色褪せない「鮮明な思い出」としてお届けできるよう、一カットずつ丁寧に向き合っています。


キャラホールでの発表会やイベント撮影で絶対に失敗したくない主催者様は、ぜひお気軽にご相談ください




10年後の自分に、鮮明な思い出を。

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