【撮影記録】盛岡八幡宮〜盛岡劇場。カメラマンとして、親御さんに届けたい「本当の瞬間」
- ヨウスケ ミサキ

- 4 日前
- 読了時間: 3分
今週は、盛岡の春の風物詩である「稚児行列」と、盛岡劇場メインホールで開催された「花まつり」の撮影を担当させていただきました。
約1kmの道程と、八百屋さんの応援
稚児行列の撮影は、時間との戦いでもあります。盛岡八幡宮から盛岡劇場まで約1km。7つの園の行列を漏れなく収めつつ、沿道の温かい雰囲気を残すことに注力しました。
印象的なのは、行列を見守る八百屋さんの姿です。お行儀よく歩く行列を、沿道から温かく応援してくださるその光景は、この街ならではの風景でした。その温かな瞬間を記録し終えたら、カメラを抱えて小走り。
盛岡劇場で待つ「灌頂洒水(かんじょうしゃすい)」の儀式――お坊さんが園児たちの鼻に水をちょんちょんと添える、あの花まつりを象徴する一瞬――に間に合わせるため、行列よりも先回りして会場へ向かいます。

「闇鍋」のステージを攻略する技術
舞台は盛岡劇場メインホールへ。ここからは、7園分のお遊戯をリハーサルなしの「初見一発」で記録する、難易度の高い現場です。
予測不能な動きに対しては、FX30による「4Kクロップ撮影」が最強の武器になります。広角で全体を確実に押さえつつ、別のカメラで表情のクローズアップを狙う。この二段構えがあるからこそ、不測の事態でも揺るがない映像が残せます。
音響についても、園児たちの生の声を拾うためのバウンダリーマイクを設置し、録音システムには「32bit float」を採用しました。特に園児たちの太鼓やタンバリンは、急な打楽器のアタック音が入りがちですが、32bit floatならどれだけ強く叩かれても音が割れることはありません。あの瞬間の熱量と音の粒を、濁りなくそのまま記録しました。

SOUNDCOCOONとして、地域の行事を担当させていただき3年目。こうして積み重ねる中で、撮影をしながらいつも強く思うことがあります。
「親御さんには、ファインダー越しではなく、肉眼で我が子を見てほしい」と。
せっかくの晴れ舞台、親御さんがスマホやカメラの画面に釘付けになって、目の前にいる我が子の表情を直接見逃してしまうのは寂しいことです。カメラやスマホ越しではなく、直接目を合わせて、その瞬間を焼き付けてほしい。
だからこそ、すべての技術と機材を駆使して、お父さんが撮る我が子専用カメラに負けないものをパッケージすることを目標にしています。
お子様の成長という、二度と戻らない一瞬。その記録はSOUNDCOCOONに任せて、親御さんには目の前の我が子と目を合わせてアイコンタクトで応援してくれたら、きっと子どもたちは今日の発表のことを憶えてるんじゃないかなと思います。
今回も、子供たちの全力の輝きを、映像として未来へ残すお手伝いができたことを光栄に思います。



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