クラシックバレエ発表会撮影レポート。集中力と映像品質

先日盛岡劇場メインホールで行われた、私が独立・開業した当初から長くお付き合いさせていただいている「ユリバレエスクール」様の発表会撮影を担当いたしました。今回は、当方の思い入れが特に強いクラシックバレエの撮影について、技術とマインドの両面から少しお話しします。

クラシックバレエ特有の緊張感と集中力
現代的なダンスのステージでは、照明の変化やサプライズ演出など様々な仕掛けがあるため、それに合わせたカメラワークを用いることで、ある意味で撮影側が映像表現の主導権を握る余地があります。
しかし、クラシックバレエはそれとは異なり、ダンサーの純粋な所作、指先から足先までの美しい動きのみに集中し、その一瞬を絶対に「撮り逃さない」ことがすべてです。
新人の頃、撮影に集中するあまり、息を止めたままカメラを覗いてしまい、酸欠になったことがありました。
さすがに今はそんなことはない……と言いたいところですが、バレエを撮っていると、いまだに呼吸を止めている瞬間があるようです。
自覚はないのですが、撮影が終わると息が上がっていることがあります。こちらは踊っていたわけでもなく、ずっとカメラの前にいたんですけどね。
都市部の専門業者と「技術力」で勝負する
この撮影で常に感じるもう一つの緊張感は、「比較される」というプレッシャーです。
大都市圏にはバレエを専門に撮影する業者が存在しており、クライアントである先生方や関係者の皆様は、そうした専門業者の高い品質の映像を見ていらっしゃる可能性があります。地方を拠点に多様なジャンルを撮影している当方は分が悪い立場かもしれません。
しかし現在、当方がメインで運用しているソニーFXシリーズをはじめとするシネマカメラ群と、カラープロファイル「S-Cinetone」の本格導入により、機材の表現力という点では、都市部の専門業者と比較しても遜色がなくなったと思います。
あとは純粋な「技術力」の勝負です。「地方だから」「専門業者ではないから」という妥協は一切ありません。せっかく撮影を任せていただくからには、絶対に負けたくないという強い覚悟で現場に立っています。
ユリバレエスクール様のステージは毎回非常にレベルが高く、ダンサーの皆様の並々ならぬ努力が伝わってきます。その熱量に応えるため、そして長年のご愛顧に報いるため、持てるすべての技術とフルパワーで向き合わせていただいております。
岩手県内や北東北でのバレエ・ダンス発表会の撮影において、被写体の美しさを損なわず、息を呑むような集中力で最高峰の映像記録を残す体制を整えています。舞台撮影をご検討の際は、ぜひご相談ください。 10年後の自分に、鮮明な思い出を。
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