ダンス発表会や舞台のビデオ撮影、映像編集の「見えない時間」を削り、早さと品質を両立するために【岩手・青森】
- ヨウスケ ミサキ

- 6月15日
- 読了時間: 5分
AI(Gemini)を利用したプログラミングが簡単にできるようになったという話を聞いて、コードやプログラムは全く分からないのですが試しに作ってみることにしました。
AIが書き出したコードをプログラミングのアプリにコピペしていく(時たま間違うので強めに励ます)だけで、あっさり自分が欲しかった機能のアプリができるではありませんか。初めてだというのに欲張って編集においてとにかく時間のかかる作業を自動化するアプリを2本ほど作りました。
📷 写真仕分けアプリ「GNPA」
保育園の先生が撮った写真を仕分けるアプリ。ピンボケや失敗写真を含む毎月の園児の様子を5,000枚、多い時は2万枚まとめて受け取るのですが、写真販売サイトの販売上限が500枚。また、数万枚も写真がアップされていても確認する保護者のほうが大変ということで、以下の処理を自動化しました。
ピンボケ写真はコントラスト比較をして弾く
ピントが合っている写真の中から、AIがベストだと思うもの上位500枚を選出
子供が写っていないが良く撮れている写真は「人間がチェックするフォルダ」へ
連写で撮った集合写真は、カメラ目線が多いベストショットを3割選出
プライバシー保護のために、この選別をすべてローカルPC内で済ませる仕様です。 これにより、今まで2日かかっていた写真の選別作業が、わずか1時間で終わるようになりました。
パソコンがフルパワーで動くため、「ゴリゴリに動かすNursery Photo Audition(幼稚園写真選別)」、略して『GNPA』と命名しました。

🎙️ 先読みフェーダー「Voice Lookahead」
おゆうぎ会の鬼門である、「めちゃくちゃ声の小さい子」と「めちゃくちゃ声の大きい子」が同じシーンで掛け合いをしても、聞こえ具合が均等になるように音声調整するアプリです。
数年前までは手動ですべてのセリフを調整していましたが、現実的じゃないくらい時間がかかる作業でした。最近はオートフェーダーの「ボーカルライダー」という市販ソフトを使っていましたが、これは名前の通り歌声を自然に鳴らすのが目的です。そのため、ポンピングという「大きな声の出だしが大きくて、そこから慌てて小さくした」ような聞こえになってしまうシーンが発生していました。
そこでこのアプリでは、リアルタイム解析ではなく「先読み」で解析をすることで、あらかじめ大きな音に備えてボリューム調整する準備をしておく、というところにこだわりました。
「小さい声」を持ち上げることをAIにやってもらう設計を目指しましたが、実際の声で実験したところ、エアコンの風の音より小さい声はAIでも解析できず……。これについては手動で調整するとして、大きい声や突然のBGMなどを自動で調整するアプリとなりました。これだけでも大幅に作業時間が減りますし、小さい声の子がいない演劇なら手直しも不要です。

■ 舞台・発表会の映像編集は、なぜ納期に時間がかかるのか?
映像制作や舞台撮影の業界において、最も時間が削られているのは実は「クリエイティブな編集作業」ではありません。
一番時間がかかるのは、ピンボケしてしまったカットを別のカメラの映像で誤魔化したり、大きすぎる声で音割れした波形をチマチマと修復したりする「失敗の補正作業」や、膨大なデータから使えるものを探す「単純な仕分け作業」だったりします。
以前、他社から乗り換えてくださった青森のダンス団体様で「納期が半年以上かかってDVDがいつ届くのか不安だった」「せっかく届いたデータがピンボケしていた」といったお悩みをお伺いしたことがありました。恐らく納期が遅くなってしまった原因もこれで、ピンボケの修正にてこずってしまったのではないかと思います。
もしそれが原因だったとしたら、私自身も過去に同じような補正作業で時間を盛大に溶かしたことがあるので、その大変さは同業者として痛いほどよく分かります。
また、映像を楽しみにしていらっしゃるお客様と同じで、撮影者(編集者)も現場での出来事を鮮明に憶えているうちに編集をまとめてしまうことができれば、「ここは引きのカメラを使おう!」という現場の記憶をそのまま編集に持ち込むことができます。ちょっとしたシーンの見逃しも防げるため、結果としてトータルの品質も確実に上がります。
■ 32bit floatとマルチカム収録:失敗を防ぐための「時短技術」
SOUNDCOCOONが、広大なダイナミックレンジを持つ「32bit float録音」や、複数のカメラを回す「マルチカム収録」を標準としているのは、単に高音質・高画質を求めているからだけではありません。
「絶対に音割れしない」「別のアングルが常に確保されている」という安心感が、編集段階での「補正やごまかしに悩む時間」をゼロにしてくれるからです。これらは撮影のクオリティ担保であると同時に、究極の「時短技術」でもあります。
さらに最近では、この効率化を極限まで推し進めるために、上記のように独自のAIアプリを自社開発して現場に投入しています。人間が手作業で行えば何日もかかる単純作業が、自社開発のAIツールを使えば数十分で終わります。
余裕ができた時間を使ってじっくりカット割りなどのクリエイティブ作業に向き合えば、更なる品質向上が見込めると踏んでいます。
■ 岩手・青森エリアの発表会撮影で「納期が早い」と言われる理由
こうしたシステム化と技術の積み重ねの結果として、私たちの納品スピードには明確な違いが出ます。
先にお話しした別の業者さんから乗り換えていただいたお客様からは、「1ヶ月かからずに納品されて驚きました」と嬉しいお言葉をいただきました。こちらのお客様に限らず、撮影から納品までに半年ほどかかったというケースは度々耳にします。
SOUNDCOCOONでは「1回目の完成サンプル版のお渡し」を基本的に撮影日から1か月以内とご案内しています。(修正や焼き増しがある場合はそこから数週間お時間をいただきます)
発表会やイベントの熱量が冷めないうちに、最高のクオリティで映像をお届けする。そのために、私たちは今日も岩手・盛岡を拠点に、北東北全域で技術とシステムをアップデートし続けてまいります。
10年後の自分に、鮮明な思い出を。
SOUNDCOCOONの撮影サービス


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