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秋田アトリオン音楽ホール下見レポート。収録・録音環境の確認

  • 執筆者の写真: ヨウスケ ミサキ
    ヨウスケ ミサキ
  • 7 日前
  • 読了時間: 3分

11月に秋田県の管弦楽団様から撮影のご依頼をいただき、現場確認のため秋田市のアトリオン音楽ホールへ下見に向かいました。今回は、本番に向けたカメラ配置や音声収録の確認事項について少し触れておきます。


客席最後方から。ホール自体がかっこいい
客席最後方から。ホール自体がかっこいい


客席の視界を考慮したカメラ配置

当初はステージ全体をバランスよく狙える、客席中央の通路前へのメインカメラ配置を想定していました。しかし、実際にホールを確認すると客席前後の高低差がそれほどなく、中央にカメラを立てた場合、後方のお客様の視界を確実に遮ってしまうことがわかりました。


記録映像の都合でご来場者の鑑賞を妨げることは本意ではないため、メインカメラは客席の最後方へ下げることに決定しました。距離は出ますが、下見時に200mmのレンズで実際のテストを行ったところ、最後方からでも各楽器パートを問題なく画角に収められることを確認しています。NX800(光学480mm)やFX30(テストしたレンズを付けると300mm相当)、AX700(光学348mm)といった当方の運用機材であれば、この配置でも十分に対応可能です。


最後方から200mmズームで狙うとちょうどピアノが撮りやすいくらい
最後方から200mmズームで狙うとちょうどピアノが撮りやすいくらい

音に特化したホールの響き

音楽専用ホールということもあり、不自然な反響音がなく、かといって響きが不足しているわけでもありません。さすが音に特化したホールだなと感じました。

本番で客席が埋まれば少しウォーム気味(丸みのある音)に落ち着くかと予測していますが、過度に大きすぎない箱であることも手伝い、聴きやすい音が録れそうです。


吊りマイクの配線確認と収録方針

ホールの図面やHPからは吊りマイクの詳細が確認できなかったため、今回の下見の重要なポイントでした。当日は音響担当の方が同席してくださり、配線等の仕様まで直接確認できたのは大きな収穫でした。

今回の編成規模であれば、全体を均一に拾える吊りマイクが有利に働くかと思いますが、当日は持ち込みのレコーダー(X8)も併用して回します。両方で収録しておき、編集時に最適な方を採用するかたちで進める予定です。


三脚をはじめ機材数が多くなるため、事前の搬入経路の確認も欠かせません。会場のスタッフの方々には非常に親切に対応していただき、裏からの搬入動線も詳しくご説明いただきました。

表の動線も使用可能とのことでしたが、機材量を考慮すると裏動線をお借りする可能性が高そうです。このあたりは当日のスタッフや動員数と合わせて最終調整します。



今回アトリオンに足を運び、こうした音響に優れたホールが機能していることに、秋田の文化的な厚みを感じました。今後、あきた芸術劇場ミルハスのような施設での撮影機会にも恵まれればと考えています。

SOUNDCOCOONでは岩手県内を中心に、秋田県など近隣地域での管弦楽団、吹奏楽、コンサート撮影にも対応しています。会場や編成によって撮影・収録方法はかなり変わりますので、演奏会の映像化を検討されている方はお気軽にご相談ください。


10年後の自分に、鮮明な思い出を。

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